SEは何かとコミュニケーションを取る機会が多いため、SEとして活躍したいのであれば表現力を鍛えておくといい。
たとえばクライアントから要望を聞き出すのはSEだが、実際にその要望を叶えるためにプログラミングを行うのはプログラマである。同じ内容でも表現の仕方が変われば相手が受ける印象や理解も変わってくるため、表現力が重要になってくるのだ。
またクライアントの中にはIT業界のことやシステムに関する知識があまりない人も少なくない。その場合でも相手が理解できるように伝える必要があるため、SEは表現力が欠かせない仕事といえるだろう。
SEとして活躍したいのであれば、工夫する力を養う意識を持っておくことも重要だ。SEは時にプログラミングに携わることもあるが、既存の手法に頼りすぎていると知らない間に他に差をつけられることがある。そのような事態を回避するためにも日々の工夫が大切だ。
IT業界ではシンプルなプログラミングを行える人の評価が高くなる傾向が強い。これはシンプルなプログラミングの方がプログラムへの負担が少なくなるからだ。そのため常に既存のプログラミングに疑いの目を向けて、もっとシンプルなプログラミングができないかという思考を持つのが重要だと言える。
IT業界で活躍したいのであれば、トレンドへの意識も高く持っておく方が良いと考えられる。IT業界ではテクノロジーに関するトレンドが急速なスピードで移り変わることもある。常にテクノロジーに関するトレンドを知っておかなければ、時代遅れのSEだと判断されてしまう可能性が出てくるのだ。
トレンドを知っておくことと同じくらい重要なポイントが、新しいスキルを取り入れることである。トレンドが移り変わると、必要なスキルも変わってしまうことが多い。そのためトレンドに必要なスキルを身につける努力は怠らないようにするのが良いだろう。