3つの主要なキャリアパス

SEはIT業界で働き始める際に選ばれる職種として代表的なものだ。エンジニアの基礎的なスキルを一通り身につけられることから、キャリアパスの描き方において自由度が高いことが知られている。
SEとして働き始めたエンジニアが選べるキャリアパスとして主要なものは3つ挙げられるだろう。どれが好ましいかを早めに決めると、目標に向けて突き進みやすくなるためお勧めだ。

1つ目はスペシャリストとしてのキャリアパスだ。ある専門分野に特化した能力を深く掘り下げていくことにより、晩年になっても現場で成功を続けられるように働くのを目指す。
新しい世代が入ってきても取って代わられることがないように、独自性を重視しつつ、十分な経験を積んでいくのが基本だ。

2つ目はジェネラリストとしての素養を身につけていく選択肢である。一つの専門分野にこだわらず、複数の分野の専門技術を習得して幅広い見識に基づいて働けるようになることを目指す。
働ける現場を自らの努力によって切り開くことも必要になる場合があるが、ジェネラリストの需要が高まっているので活躍の場を見つけやすいだろう。

3つ目は管理職として働く道だ。マネジメントスキルを磨き、リーダーシップを発揮できるように研鑽を積みながら、現場でも成績を残していくことが必要になる。
他のSEを束ねて現場を牽引していくことになるのが特徴だ。人を生かして事業を成功させるという考え方で働くことが求められる選択肢である。